車から生み出される自転車、リサイクルという名の創造、これもひとつの自転車の形

Re -Cycle、もう一度循環させるという意味のこの言葉は、この自転車のためにあったのかもしれない。スペイン発、自動車をリサイクルして作られる自転車、4輪から2輪へ、そしてエンジン付きから人力へ。これもまた一つの自転車の形、そしてリ”サイクル”が生み出した”Bicycled”（バイシクルド）と言う名の乗り物。

フレームは自動車の本体から再生されたチューブを、そして要所要所にちりばめられたその面影を残す自動車パーツの数々、これこそがこの自転車が元自動車という乗り物であった証。生まれ変わってまた人の足となる素敵な乗り物、”リサイクル”という言葉よりも”リボーン”という言葉のほうがこの自転車にはぴったりかもしれない。